02 機能のインストールのしすぎに注意する①

ノートにはいろいろな機能を付け加えることができます。
例えば、今後紹介する予定の「爪かけシステム」。ノートの縁を蛍光ペンでマーキングすることで、検索の効率を上げるというハックなのですが、このような機能の追加には弊害が伴います。ひとつのページを使うとき、検索効率を上げるためにこのハックを利用したとします。他にも検索機能強化のためのハックをいくつか併用していた場合、全てのハックを実行するために本来のメモの数倍の時間をかけてノートを作ることになりかねません。そして、いざ検索をかけようとした場合に、一部のハックしか使わない、または複数のハックを利用することで検索効率が下がったり、記入領域を圧迫したりといった逆効果さえ発生してしまうのです。

アイティメディア株式会社の運営する、デジタル仕事術の紹介サイト『誠 Biz.ID』(http://bizmakoto.jp/bizid/)の「手帳術をどう“インストール”するか」において、フリーライターの舘神龍彦さんは、次のように述べています。

たくさんインストールすると“重く”なる

 まずはっきりさせておきたいことがある。そういうワザを片っ端から試したりしない方がいいということだ。手帳術を少しでもかじった人なら知っているように、それらは手帳を使い続ける妨げにすらなるからだ。

 もしそれをやろうとすれば、次のような結果になることは想像に難くない。すなわち、

どのワザも続かない。またはワザが多すぎてへとへとになる
続かない自分を責める
手帳を使うのがいやになる
手帳が真っ白のままになり、その状態に罪悪感を感じる
 手帳は使うことが目的ではない。そうではなく、手帳を使うメリットを享受するのが目的だ。すなわち、まめにメモを取ったり、座右の銘を書いてモチベーションを高めたり、タスクを効率的に管理できたりといったメリットを享受しなければ意味がない。

いろいろな機能を考えたり、使い易い方法を追及するという意味では、手帳術もノート術も変わりません。そんな中で、機能の詰め込みすぎ、すなわちインストールのしすぎは効率の悪化を招きます。
次回、ノート術のインストールでの機能の選りすぐり方を述べたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

01 ノートを目的で区別する

はじめにでも書いたように、ノートには色々な使い方があります。ノートの目的を区別して考えることで、目的を強く意識でき、達成しやすくなります。例えば、次のような区別のしかたがあります。

1.インプットノート
   授業のノートや資格試験のためのノートです。自分の頭にインプットするために使います。
2.アウトプットノート
   ブレストや手紙など、考えを共有したり人に伝えたりするために使います。
3.ストックノート
   日記やデータベースなど、情報をストックしてあとで見返したり使ったりするために使います。

この場合、3種類とも使うという人もいれば、アウトプットノートはあまり使わないとか、情報のストックはパソコンを活用しているという人もいると思いますので、無理に全て作る必要はありません。ただ、目的を意識することでノートのレイアウトや書き込む内容が大きく変わってきます。
例えば、頭にインプットすることを意識して授業のノートをとれば、自然と板書以外で先生が強調したところを書き込みたくなります。ところが、意味もなく板書だけを写したノートではただの板書のストックとなり、覚えたい項目を全て書き記すことはできないのです。逆に、インタビューの記録はできるだけ聞いた内容を書き留め、あとで再編集するために、ストックするという意識が必要です。これを、インタビューの内容を覚えるためのインプットノートでとってしまうと、あとで読み返したときに要点は抑えてありますが、あとになってインタビュー対象者の思いや感情を入れたくなっても、ノートだけではどうすることもできません。
ノートは何かを達成するために使います。そのためには、ノートを目的で区別すると効率的に達成することができるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はじめに

パイロットがつける運行記録、小学生がつける日記、大学生がとる授業ノート。ただ紙をまとめて表紙をつけただけのものが多くの役割を持ち、使われています。いろいろな名前はありますが、いわゆるノートのことです。記録を残すため、人に情報を伝えるため、自分を表現するため、その利用価値は計り知れません。
ノートは自由にいろいろな使い方をすることができます。しかしその代わり、ノートをもっと工夫したくても、そのアイデアは自分で生み出すか、本やインターネットから探し出さないといけません。『東大合格生のノートはかならず美しい』(太田あや著)や、『情報は一冊のノートにまとめなさい』(奥野宣之著)、『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』(美咲栄一郎著)など、現在空前のノート術ブームです。それだけノートが見直され、ノートの使い方を工夫したい人が増えているということなのです。
私はノートを作るのが好きです。私にとってノートは書くものではなく作るものです。今のノートの形を作るためにいろいろな試行錯誤がありました。その過程でいろいろな工夫を調べ、考えました。紆余曲折があったため、全てをいっぺんに実行することは無理に近いと思いますが、これからご紹介する工夫のうちもしいくつか、お役に立てそうなものがあれば幸いです。

| | コメント (1) | トラックバック (1)